Gaji-Laboにフロントエンドの作業を打診するときのポイント

内製チームでウェブアプリケーションを開発しているとき、外部に協力を依頼しなければ達成できない状況に直面することがあると思います。
外注慣れしていないお客様から弊社がフロントエンドのサポートを依頼されるとき「どう依頼すればいいか分からない」というお話をいただくことがあります。

極力お客様の状況にあわせて体制を構築していますが、「これだけは押さえてあると良い」ということや「ここは早めに固めた方が良い」ということがあります。今回はそのあたりをまとめてみようと思います。
Gaji-Labo にとって重要な事という視点ですが、外注時の検討順序としても参考になるかもしれません。

前提

ここで言うフロントエンドとは Rails Views のようなテンプレート言語を用いた HTML/CSS/JS の実装から Next.js や Nuxt.js を用いたモダンなフロントエンド開発など Gaji-Labo が普段お請けしている範囲を指します。
もちろん静的なサイトの実装などでも同様のヒアリングをしています。

初回ヒアリング時にご用意いただけると嬉しい情報

外注するときの初回ミーティングの準備は大変だと思います。
お客様の心理的負担を下げるためにも Gaji-Labo では詳細が決まっていない段階からヒアリングに伺うことにしています。
その際はヒアリング当日までに下記のようなことを検討していていただけると大変ありがたいです。
※ドキュメントにしたり事前にメールで共有したりする必要はありません。口頭でお聞きできれば十分です。

プロダクトと事業ドメインについて

我々はお客様のプロダクトと周辺領域についてお客様の言葉でご説明いただくことを重視しています。
事業領域や取り組んでいる課題について、どんなに Gaji-Labo が調査・学習を重ねても、日々取り組んでいらっしゃるお客様の理解度を超えることは出来ません。
ぜひその領域のプロフェッショナルであるお客様の熱意とともにプロダクトと周辺領域についてお話をお聞かせください。

どんなことを伝えれば良いか分からないという場合は、下記のような項目で整理いただけると網羅しやすく助かります。

  • お客様が目指している領域
  • プロダクトが解決する課題
  • そのドメインの市場について
  • 想定するユーザー像
  • ベンチマークにしている物事(参考にしている物や競合プロダクトなどなど)

現在の悩み・課題

今回のプロジェクトに関わること・関わらないこと関係なしにお客様のチームが抱える悩みや課題をお聞かせください。
プロジェクトの課題、チームのスキルセット・リソース面の悩み、周辺環境の悩みなどなど話せる範囲で構いません。
単純にタスクとしてプロジェクトに取り組むのではなく、チームの抱える悩みに配慮した座組や段取りの検討を一緒にできればと思っています。

プロジェクトのゴール

今回のプロジェクトはどうなったら達成なのかを確認させてください。
単純に実装する対象だけでなく、それがリリースされることでどのような変化を期待しているか、どうなったらプロジェクトとして大成功でどうなると失敗なのかを把握したいです。
それによって事前に回避しなければ事態や大きく成功するために出来ることの検討が可能になるため、より Gaji-Labo が何に取り組むべきかが分かりやすくなります。

また、Gaji-Labo はお客様のチームの一員として活動できることを目指しています。
チームメンバーに共有されているゴールは同じ言葉で共有されているとプロジェクトの目指す先を理解し適切に活動できるチャンスが増えるので大変ありがたいです。

初回ヒアリング時にお話したいこと

ここまではヒアリング時に揃えていていただきたいことをまとめました。ここからはヒアリング当日に最低限お話したいと思っていることをまとめてみます。
これらの会話に必要な情報の検討や資料のご用意はあればあるだけありがたいですが、その準備によって時間が過ぎていくのは勿体ないとも考えています。
準備が難しい場合は口頭でヒアリングをさせていただきつつ、次のステップ(おそらくお見積り)に必要なポイントの洗い出しをご一緒に検討できればと思っています。

現段階で分かっている要件

詳細な仕様があれば理想ですが、多くの場合それがまとめられるような状況ではないと思います。
プロジェクトとして「何がしたいのか」「どこの部分を外部に任せたいのか」を元に Gaji-Labo がどのように関われるかを検討しつつ要件のヒアリングをさせてください。
万が一 Gaji-Labo ではまかないきれない要件になりそうな場合は、可能な限りご紹介できそうな先の検討もいたします。

Gaji-Labo に求める責任範囲

どこまでを Gaji-Labo が責任を追うべきかのご相談をさせてください。
通常、HTML/CSS 納品のような形態はできるだけ避け、プロダクションコードに反映するところまでを作業範囲としています。
その際、 Gaji-Labo に何を求めたいのかということをしっかり定義しすり合わせをすることで、この先の細かな仕様検討や作業実施時に齟齬を最小限にできればと思っています。

コミュニケーションパスの確認

大変恐縮ですが、Gaji-Labo では常駐でのお仕事をお請けしておりません。(もちろん一部のフェーズでオンサイト必須の作業となる場合は対応しております。)
そのためリモートで作業を行う上でのコミュニケーションパスを早期に構築することが重要だと考えています。
現状でのお客様内部でのコミュニケーションの方法を確認させていただき、 Gaji-Labo がそこに参加できるか、代替での手段が存在するかをご相談させてください。
今までリモートでの作業依頼をしたことないお客様についてはどのようにすれば実現可能かを一緒に検討いたします。

また、コミュニケーションツールだけでなくプロジェクトの関係者や座組などもお知らせいただき各フェーズでどのように連携していくのが適切か、Gaji-Labo に期待する振る舞いはどんなものかなどもお話できればと思います。
チームの特性や特徴もふまえてコミュニケーションのルールを検討出来ればと思っています。

希望スケジュール

最後に今回のプロジェクトの想定スケジュールとどの程度のバッファーが存在するかをお聞かせください。
スケジュールが優先なのか、品質が優先なのか、状況が想定より悪化し何かを切り捨てなければいけない状況になったときどのように判断する可能性が高いのかなどなど優先すべき事項もふまえてスケジュールの確認をさせてください。
ご希望どおりのスケジュールで進められる場合と何らかの調整が必要になる場合があると思いますが、まずは理想と現実の認識あわせから出来ればと思っています。

まとめ

初回ヒアリング時に確認したいことがすべてクリアになればお見積りに移れますが、一部ご検討いただく必要のある宿題となる部分もあるかと思います。
そのような場合は概算見積もりにて費用感のすりあわせを行いつつ、段取りと見積もりの精緻化を後日進められればと思います。

初めての外注先に依頼をするとき、何をどこまで用意すれば良いか分からず躊躇することも多いかと思います。
Gaji-Labo はお客様が外部に依頼する可能性が出てきた段階で気軽にお声をかけていただけるような存在でありたいと思っています。
何も決まってない事を負い目に感じることなく、ぜひ気軽にお声掛けください。私達からヒアリングをし次のステップに向けて検討いただきたいことを可視化するようにいたします。
一緒に課題を乗り越えるチームの一員として選んでいただけたら光栄です。

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投稿者 原田 直貴

受託と事業会社の両方を経験し、沢山の事業を見てみたい気持ちで Gaji-Labo を共同創業。普段は雑用やったりプロジェクトマネジメントやったり、たまにフロントエンドのコードを書いたり。直近は Gaji-Labo をデザイン会社に転換していく課題に挑戦中。期待値コントロールにステ全振り。