ワークショップの各アクティビティのコンセプトを整理して「得たい成果」に近付く

こんにちは、Gaji-Labo 山岸です。シリーズで書いているワークショップデザインの話、今回からはアクティビティ設計にフォーカスしてみようと思います。

アクティビティ設計の前に必ずやること

これはあくまでGaji-Laboの場合なのですが、アクティビティを設計する前に必ず各アクティビティごとのアウトカムを定義・設定するようにしています。アウトカムとは「得たい成果」のことを指しています。

実は半構造化インタビューのためのインタビューシートの作り方を紹介したときも同じことを書いています。

質問項目だけでなく、その質問からどんな成果を得たいのかをシートに明記しておくことが意外と重要です。目的がわかりきっているとしても、必ず明記するようにしています。

ワークショップのアクティビティ設計に合わせて言い換えると、ワークショップの目的から逆算して、アクティビティからどんな成果を得たいのかはっきりさせることが大事、ということです。

なんらかの活動をすると、なんらかのアウトプットはふんわり出ます。でもそのアウトプットがなんのためにあるのかを忘れていると、「なんかふんわりしたふせんがいっぱい出た」止まりになってしまいます。それは非常にもったいない。いわゆる「やった気になるだけ」と批判されやすい状況でもあります。

参加者が意識しなくても、自然と得たい成果が得られるアクティビティになっていることが理想なので、各アクティビティのコンセプトを整理する作業は重要です。「なんらかのふんわりしたアウトプット」を量産しないために、プログラムとアクティビティ設計を考え抜きたいですよね!

アクテビティのコンセプト整理とは「得たい成果」を整理すること

Gaji-Laboのワークショッププログラム設計の際のステップとして「目的に沿って各アクティビティのコンセプトを整理する」という項目を明示的に挙げている理由は、得たい成果の整理が重要だからだと考えているからです。

  • 得たい成果は目的から逆算したもの
  • アクティビティは得たい成果から逆算したもの
  • 得たい成果に対するアクテビティの選択は無限大

個人的には、最後の「得たい成果に対するアクテビティの選択は無限大」というのは重要なポイントだと考えています。もしもアクティビティが得たい「成果=アウトカム」ではなく「成果物=アウトプット」から逆算したら? と考えるとわかりやすいと思います。

前回、目的から連想する枠に囚われすぎるとうまくいかない、という記事を書いたのですが、成果物の形に囚われすぎる場合も同じです。成果物のためにアクティビティを設計してしまうと、アウトプットの「形」を目指して設計をしてしまいがちなので、発散の機会を失うリスクがあります。

説明内容の図示

    ビジネス成果がデザインリサーチが目的のワークショップデザインをするときには、「なんらか」ではなくて「目的のための」そして「得たいもののための」がかっちりはまるアウトプットを目指したいですよね。貴重な業務時間を使うわけですし。

    だからこそ、Gaji-Laboでワークショップデザインを進める際には「成果物=アウトプット」から逆算するのではなく、「成果=アウトカム」から逆算するようにしています。つまり、アクテビティのコンセプト整理とは「得たい成果」を整理することなのです。

    ワークショップデザインに興味のある方には、同記事と同じ「Gaji-Laboが大事にしているワークショップデザイン」シリーズの記事もおすすめです。

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    投稿者 山岸 ひとみ

    主にサービスデザイン案件や新規事業・スタートアップ案件を担当し、サービスデザイナー/プロセスファシリテーターとしてビジネスとデザインが密接な領域で活動。柔軟なプロセス設計を持ち味にして、チームの成果と成長に貢献しています。社内ではメンバーが健康に働ける環境の整備やひとりひとりの成長のためのしくみづくりなどを担当。おいしいコーヒーを買ってくる担当もやってます☕