[続・海外のオンラインセミナーに参加してみた] UX & PRODUCT DESIGN WEEK ✹ ONLINE ✹


こんにちは、Gaji-Labo UIデザイナーの今西です。

UX & PRODUCT DESIGN WEEKのコースの内容について、簡単に振り返りレポートにまとめたいと思います。

コースの振り返り

Day 1 – Carolyn Chmielewski, Spotify: Insights & Empathy in Research

Carolyn Chmielewski, Senior UX Researcher at Spotify

  • チームにEmpathy(共感)を広げる取り組み
  • ユーザーの欲求や問題から理解を始める
  • BlaBlaCar(ヨーロッパのライドシェアサービス)でのUXリサーチ
  • SpotifyのUXリサーチ

Day 2 – Clara Gaggero, Special Projects: Design Process With a Bit of Magic

Clara Gaggero Westaway, Co-founder & Creative Director at Special Projects

  • ロンドンのデザインスタジオ Special Projects https://specialprojects.studio/
  • リアルとデジタルのプロダクト開発
  • 「不満(frustrarion)」を起点にデザインの解決法を考える
  • リサーチ、ジャーニーマップ、ワークショップを通じたデザインプロセス
  • Special Projectsのキーバリューに「Magic」を軸のひとつに置いているのがユニーク(創始者のひとりがマジックをされている)
  • サムスンのスマホに関するリサーチ:
    どうすれば高齢者がスマートフォンをアクセスでき、楽しむことができるか?

Day 3 – Katie Wishlade, Clearleft: Service Design

Katie Wishlade, Principal UX Designer at Clearleft

  • Clearleft https://clearleft.com/
  • Start → Finishを横軸、Front → Backを縦軸としたサービスのマトリクス
  • ケーススタディ:ブライトン&ホーヴ市の清掃局
  • Pushing boundaries start-to-finish and front-to-back

Day 4 – James Greenfield, Studio Koto: Branding and UX

James Greenfield, Creative Director at Studio Koto

  • Studio Koto https://koto.studio/
    Kotoの語源は日本語の(モノとコトの)「コト」らしい
  • Brand ⇔ Product の相互作用
  • Singularity ≒ Character
  • 目的・意図(Purpose)がとても大事

Day 5 – Dan Makoski, Lloyds Banking Group: Leadership

Dan Makoski, Chief Design Officer at Lloyds Banking Group

  • ロイズ銀行グループでのデザインパーパスを作った話
  • 個人向け金融を人間中心の観点で考え直す
  • デザインによって、成功に導く(Prosperity by design)

Bonus – Yury Vetrov, Raiffeisen Bank – Design Management Patterns Framework

Yury Vetrov, Director of Brand Management and Digital Customer Experience Department at Raiffeisen Bank

Design Maturity Pattern

  • Yuryさんの考案したアプローチ: Design Maturity Pattern
  • 組織の成熟度を「Operational」「Tactical」「Strategic」で計り、注力すべき評価基準ポイントをあぶり出す
  • OKR

感じたこと

プロセスなど手法は一度は見聞きしたことあるものが登場していたのですが、自分がやってみたいことや方向性は一致するとわかりました。本や記事でプロセスや手法を学ぶことはできますが、やはり実践されたケーススタディを見ながらプロセスをなぞることができるのがマスタークラスならでは、であると思います。
そのプロセスや手法や考え方を取り入れ、うまく自身の実践で活用していきたいですね。

UX & PRODUCT DESIGN WEEKですが、すでに次回が案内されていて、来年はロンドンで開催1日コース×5日間のようです。
このコースのかたちがおそらく、本来のコースなんでしょうね。
オンラインでそのうちのマスタークラスを体験できたのは、ラッキーだったかもしれないです。

場所はショーディッチで良いエリアだし、行きたいなあ…。またヨーロッパ方面に気兼ねなく行き来できる日を悲願しております🙏

Gaji-Laboでは、UIデザイナーを募集しています

弊社では手ざわりのいいUIを通して事業に貢献したいUIデザイナー、一緒にお仕事をしてくださるパートナーさんの両方を募集しています。大きな制作会社や事業会社とはひと味もふた味も違うGaji-Laboを味わいに来ませんか?

パートナー契約へのお問い合わせもお仕事へのお問い合わせも、どちらもいつでも大歓迎です。まずはオンラインでのリモート面談からはじめましょう。ぜひお気軽にお問い合わせください!

求人応募してみる!

投稿者 Imanishi Emi

UIデザイングループリード。
制作会社でプロモーションサイトや広告のデザイン制作、受託開発会社にてサービスのUIデザインを経験し、Gaji-Laboに参加。ユーザーが使いやすいインターフェースデザインづくりと、フロントエンドで実現するUIデザインの橋渡しについて考えます。
実際にインターフェースを試したりフィクションの世界のUIにヒントをもらいながら、心地よく使えるデザインを考えるのが好き。