忙しい意思決定者に Gaji-Labo を選んでもらうために

前回の「Gaji-Labo がプロダクトマネージメント経験者を欲するわけ」という記事を出したところ Twitter で下記のような感想をいただきました。
やはり書いた記事に反応があると、とても嬉しいです。

まさにそのとおりで、Gaji-Labo だけでなく多くの受託企業がプロジェクトの成功のために日々腐心しているのはお客様の意思決定者から重要な情報をどれだけ引き出せるかだと思います。
そういえば、社内に向けて普段どんなことを意識しているかあまり言葉にしてきていなかったなと思い、今日はそのあたりを記事にしてみます。

情報のインプットは重要だからこそ遅れてしまう

どんなことでもインプットの質とその結果生まれるアウトプットの質には相関関係があります。
プロジェクトの成功に関わる情報が少なければ成果は低くなり、良い情報が多ければ成果が大きくなり成功する確率も高まります。
もちろん途中のプロセスが悪ければインプットの質が良くてもアウトプットの質が上がらない事も多々あります。しかし、その逆(インプットの質が低いのに成果が高い)はほとんど起こりません。

受託企業への発注を決められるような意思決定者の方々は、大抵の場合、経験豊富でそのことを十分に理解しています。
しかし、発注先が成果を出せる情報の出し方に気を使いすぎる(しっかりやらなければと思ってしまう)あまり、手が回らなかったりどうしても遅れてしまったりという事がよくあるようです。(この情報の半分でも半月前に来ていれば・・・なんて経験を多くの方がしているはず。)

「情報を与えると楽になる」と思ってもらう

そのため Gaji-Labo ではお客様には、まとめるまで時間がかかるしっかりとした情報よりも、URLやコピペだけですむ過去のメモや Slack や Issue のスレッドなどをまず見せてもらうようにしています。内部向けの雑多なメモで十分です。
そこから、我々の目線で重要になりそうなトピックを探り、その決定にいたる背景などを関係者にヒアリングしていきます。(もちろん、平行して整理した情報もいただけると成功確率は格段に上がります)

そうやって断片で与えられた情報からでも自律的に追加の情報を引き出すことで「彼らには雑多でも良いから考えを伝えるとそれなりに動き出す」と認識してもらうことで情報を渡してもらうための敷居を下げるようにしています。
「知らないものは探さない」ですが、知らされてさえいれば動ける場面が増えていきます。

意思決定者からすれば、自分の持っている情報を伝わるようにとりまとめて伝達するよりも、自分の持っている情報を自発的に引き出してくれるほうが何倍も楽になるはずです。
そのためには最重要な情報から優先して渡してもらい、足りない部分は Gaji-Labo 側から埋めていくような振る舞いをできるだけしています。

決めることが大変なことであると認識して振る舞う

僕自身 Gaji-Labo を起業してから身にしみていることですが「手を動かすこと」よりも「決めること」のほうがずっと精神的な負荷が高いです。
とくにずぼらな僕は「今日何を着るか」「昼に何を食べるか」を決めることすら本当につらいです。

意思決定者の仕事はプロダクトやサービスを成功に導くために重要な意思決定を行うことです。重要でない意思決定については負荷を少なくし、重要な物事に取り組む余裕を作るべき立場の方々です。
そのため、何かを決めてもらうときに「AかBか決めてください」のような聞き方は避け、下記のようなコミュニケーションを心がけています。

  • AとBあるが、Bが妥当と感じている。なぜなら…
  • こういう可能性があるならA,そうでなければBがおすすめ
  • ほぼAが正解だと考えているのでAで進めている。問題があればBにするので指摘してほしい
  • etc…

たとえ立場的に踏み込みすぎだと感じても、決めるのに必要な情報を積極的に提示していくことで決定に関わる負荷を下げていくのが我々のやり方だと考えています。
間違っても「AかBかの二択しかないんだからさっさと決めてくれええ」のような考えを持ってはいけません。

途中経過の可視化と余白を残すこと

意思決定者が忙しいプロジェクトでは雑多なインプットからでも作業を進めるようにしているため、誤解や考慮不足は絶対に発生します。
発注者からすれば、そんな状態で爆進する外注先は不安でしかないはずです。そのため、自分たちの現在の認識と成果物の途中経過はいつでも見せられるように心がけています。
常に見なければいけない状態だと負荷ですが、いつでも見られる状況は安心と信頼につながるはずです。

また、両者の認識すり合わせが十分でないという共通見解ができていれば、開発途中のものをベースにすり合わせをすることも容易になります。
作り込みすぎた成果物に対して根本的なフィードバックをするのは多大な精神力を要しますが、仕上げに入る前であれば軌道修正の対話もしやすいはずです。
そのような調整の余地を残しつつ、要所要所で物を見ながらフィードバックを得られる進め方をしています。

たしかに忙しい方相手に要所で接点を作ることは難しいことです。
しかし、情報を与えれば楽になると思ってもらい、その後の振る舞いでも役に立つと認識していただければ、きっとプロジェクトの後半では良い協働が成立していると信じています。
そのためにも意思決定者にとって使いやすく成果の出せるプロセスをこれからも磨いていきたいです。

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投稿者 原田 直貴

受託と事業会社の両方を経験し、沢山の事業を見てみたい気持ちで Gaji-Labo を共同創業。普段は雑用やったりプロジェクトマネジメントやったり、たまにフロントエンドのコードを書いたり。直近は Gaji-Labo をデザイン会社に転換していく課題に挑戦中。期待値コントロールにステ全振り。